ふらっと立ち寄った85パーセントの人たちが満足し、友達に薦めたい、また読みたい、孫に朗読して聞かせたい、読むと髪の毛が増えた、肩こりが取れたと思えるような日記を目指して酒にタバコ、女性にギャンブルにと明け暮れる日々を綴ります。
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夏ということもあり、少し霊的な話をしようと思う。
皆さんが、身の毛もよだつ恐怖の世界に叩き落されること請け合いです。
ちなみに人称でイメージというものはガラリと変わるので、どうしようか迷いました。
僕、私、以外で何かないかと模索した結果、我輩、で統一しようという意見が応募総数2通の中から圧倒的な支持を受け、悩みましたが熟考の末、人称は、我輩、でいくことに決定しました。
最後まで『朕』『余』『吾』などの候補が熾烈な争いを繰り広げていましたが、やはり『我輩』という言葉には時代を超越した柔軟さと親しみやすさがあり、普遍性があると判断いたしました。これから、このブログ内で我輩は、我輩のことを我輩と呼びます。それを踏まえた上でお読みください。
ブームというのは世代を超えて巡り巡るものなので、我輩が小学生のときにもオカルトブーム的なことが起きました。これは局所的なことなのか全国的なことなのか、記憶に残っていませんが、女子たちのあいだで『こっくりさん』が流行ったのです。
作法は地域や時代によって様々なのでしょうが、こっくりさんをやったあとは、そのとき加わっていたメンバーで使った紙を破くというものがありました。クラスメイトの女子たちもその作法にならい、最後に紙を破ってゴミ箱に捨てました。
授業が始まり、しばらく立つと、クラスの女子の一人が呻きだし、大声を上げて泣き出したのです。それは先程まで『こっくりさん』をしていた一人で、教師が事情を聞くと『ゴミ箱』から『自分を呼ぶ声』がするとのことでした。そのあと、急激に手足が痙攣し始め、保健室へと運ばれていきました。
それ以降、クラスでは『こっくりさん』が禁止になったのです。
男子たちは逆に面白がって、見よう見まねで『こっくりさん』をするようになったのですが、それも教師に見咎められ、口うるさく怒られました。女子が教師に密告したのです。僕たちは「これは、こっくりさんじゃありません。ぺっこりさんです」と、まったくの別物であることを主張したのですが、まったく聞き入れてはもらえませんでした。こっくりさんってあれですよね。キツネの?先生、それ早とちり。これは違うんです先生。イタリア人のパスタ大好きペッコリーニさんですよ、とかなんとか言っても、とにかく駄目だの一点張りでした。
そうこうしていると、今度は男子のあいだで『九字』が流行りました。
臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前(リン・ピョウ・トウ・シャー・カイ・ジン・レツ・ザイ・ゼン)のアレです。九字を叫びながら、サッカーをしたり、鬼ごっこをしたり、 ふざけあって「リン・ピョウ・トウ・シャー・カイ・ジン・レツ・ザイ・ゼン・チーン!」とか言いながら、誰かのチンコを鷲掴みにして揉むというような遊びに発展し、学校生活をエンジョイしていたのですが、それも女子の無慈悲な密告により、中止になりました。
とにもかくにも、霊的なものとかそういうのは全部中止の法度が学校に敷かれてしまったのです。
しかし、我輩たちが冗談で行っていたことで霊障を呼び寄せたのか、その後、数人の男子生徒の玉金が赤く腫れるという謎の怪奇現象が起こったこともあり、あそこでもし先生が止めてくれていなかったら……と思うと、恐ろしくもあります。
これが我輩が体験した恐怖体験の一つです。今でも、夏がくると思い出してしまいます。余談ですが、そのとき我輩たちが面白半分で壊したお地蔵さんがあった病院、来年取り壊しが決定したそうです。今の我輩ができることは何も事故が起こらないのを祈るだけです。
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